福岡市西区・糸島市:かじ動物クリニックです
今回のテーマは「胃内異物:内視鏡下摘出」です。
ワンちゃんやネコさんは時にそんなバナナ!と思うものを食べることがあります。
11歳齢のトイ・プードル君が3日前より吐いていて、食欲もなくなっているということで来院しました。
今朝も少し食べたけど、30分後にはすべて吐いたそうです。
腹部レントゲン検査と腹部エコー検査をおこなったところ、胃の中に食べ物がいっぱいありました。
吐いている胃の中は空っぽのはずなのに・・・
消化できないものが胃の中にある(胃内異物)と判断され、
その日に内視鏡検査を実施したところ、 胃内に黒い物体が多数認められ、
内視鏡下で摘出をおこないました。
「バナナの皮」でした。
以前に報告したパイナップルのように、ワンちゃんは不溶性線維が多いものは消化ができません!
食べ物だけど、ワンちゃんとっては消化ができず胃内異物や腸閉塞になってしまうことがあるので、気をつけましょう!