糸島市・福岡市西区:かじ動物クリニックです。
今回のテーマは「熱中症の応急処置(犬)」です。
熱中症はヒトと同じように恐い疾患で、熱中症で緊急受診した犬の死亡率は約50%
と致死率が高い疾患です。
ヒトと違って、身体の異常を話してくれないので、飼い主さんが判断するしかありません。
熱中症の症状は粘膜の充血、頻脈(ドキドキ)、パンティング(ハァハァ)などがみられます。重症となれば虚脱(グッタリ)、運動失調、嘔吐、下痢、流涎(ヨダレ)、震え、意識消失、発作などがみられます。
熱中症が疑われた時の応急処置は冷却が最も重要で、体表冷却をおこないましょう。
① 常温の流水(または水スプレー)
② 風を当てる(扇風機やうちわを用いて)
③ 動物病院に急いで受診する
*冷水や氷水は体表の血管が収縮するので熱放射が低くなるので常温水がベストです!
今年も暑くなりそうなので、ヒトも動物も熱中症にならないように気をつけましょう。