福岡県西区/糸島市のかじ動物クリニックです。
今回のテーマは前回のつづきで「犬の乳腺腫瘍の発生率」です。
乳腺腫瘍は未避妊(避妊手術をしていない)メスで最も多くみられる腫瘍です。
性ホルモンが乳腺腫瘍の発生に関与しています。
未避妊メスは避妊したメスに比べて、乳腺腫瘍の発生リスクは7倍になります!
乳腺腫瘍の発生リスクを下げる方法として避妊手術をする時期と関連があります。
避妊手術する時期 | 乳腺腫瘍の発生率(%) |
初回発情の前 | 0.05 |
初回発情と2度目の発情の間 | 8 |
2度目の発情の後 | 26 |
2度目の発情より前に避妊手術をすると乳腺腫瘍のリスクが減少します!
これは有名な話なので、知っておきましょう☆
写真は左側の乳腺を全部摘出したヨーキーさんです。
手術後の傷跡はあまり目立たないので、もし乳腺腫瘍がいっぱいできていても、あきらめずにしっかり治療しましょう!
この子は完治しましたよ☆