福岡市西区・糸島市:かじ動物クリニックです。

犬猫も脳炎や髄膜脳炎が発症することがあります。

特に犬では病原体が見つからないタイプの脳炎が最も多いです。

今回のテーマは「肉芽腫性髄膜脳炎(GME」です。

中齢の小型犬(特にトイ・プードルやテリア種)に多いといわれていますが、様々な年齢、犬種で報告があります。

症状は病変部位によってさまざまで、発作、運動失調、視力障害、歩行異常、麻痺などの神経症状を起こします。しかし、どこかを痛がる、食欲がないなどの症状を示すこともあります。

治療は免疫抑制療法が主体となります。

初期治療で反応が良ければ、その後、長期にわたって病気とつきあいながら生存できる可能性が充分にあります!

肉芽腫性髄膜脳炎の原因はいまだ不明であり、治療もさまざまな報告があります。経験の多い神経科医のアドバイスを受けることをおすすめします。

当院では毎週金曜日に神経科医の診察をおこなっています(予約制)。

ご希望の方は事前に連絡をお願いします。